2018年11月24日土曜日

孤食の文化

今月のJRの車内誌の小檜山博のエッセイに、最近、一人で食事をする人が増えてきているという様な内容があった。
俺の推測だけど、俺の様に経済的に家庭を持てない人だけではなく、人と暮らせない人、暮らすのを避ける人が、昭和の終わり頃から増えてきてるのかなと思う。
元来孤食の文化がない韓国は、多くの店が2人前からが基本なのだけど、韓国も一人で食事をする人が増えてきて、一人用のメニューを出す店が増えてきてるらしい。若者の就職難もだいぶ前から問題になってるし、一昔前の日本の様に、過剰な受験戦争も問題になってるし、社会構造が、一人文化を誘引してるのだろうかね…
一人っ子政策をやった中国は、日本よりも、より早く急速な人口減少と超高齢化社会が来つつある。
大袈裟に言えば、ヒトの長い進化の過程で、家族を持たない様になって来てるのかなと思うこともある。
小檜山博のエッセイは、ラーメン屋に行ったら、3方を仕切りで囲われ、注文はボタンで行い、目の前の小さな窓から、なんの言葉もなく、ラーメンだけが出てきて、食欲がなくなってしまった。そして、妻が不在で一人で鯖の缶詰を食う時間に耐えきれず、友達に、鯖の缶詰あるから家に飲みに来ないかと電話したという所で終わっている。



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